大菩薩嶺 周回コースガイド — 2000m超の稜線歩きを日帰りで楽しむ
上日川峠から大菩薩嶺(2,057m)と大菩薩峠を巡る周回コース。約3.5〜4時間で2000m級の稜線歩きと富士山の大展望が楽しめる、初中級者に最適な日帰り登山ルート。
塩山駅
JR中央本線
塩山駅
JR中央本線
約3.5〜4時間
約7km
+500m
2057m
1日
大菩薩嶺, 大菩薩峠
春, 夏, 秋
ルート概要
大菩薩嶺(2,057m)は山梨県に位置する日本百名山のひとつで、首都圏から日帰りで2000m超の稜線歩きを楽しめる貴重な山です。上日川峠(1,585m)をスタート・ゴールとする周回コースは、約7km・3.5〜4時間と手軽ながら、雷岩から大菩薩峠にかけての開放的な稜線からの富士山と南アルプスの大展望が圧巻です。
深田久弥の『日本百名山』にも選ばれていますが、上日川峠からのアプローチのおかげで百名山の中でも屈指の登りやすさを誇ります。紅葉の時期(10月上旬〜中旬)は特に人気が高く、カラマツの黄金色に染まる稜線は絶景です。
行程詳細
| 時刻目安 | 区間 | 所要時間 | メモ |
|---|---|---|---|
| 9:00 | 上日川峠(1,585m)出発 | — | バス到着後、準備 |
| 9:25 | 福ちゃん荘(1,720m) | 25分 | トイレ・売店あり |
| 10:15 | 雷岩(2,040m) | 50分 | 唐松尾根の急登。富士山の大展望 |
| 10:25 | 大菩薩嶺 山頂(2,057m) | 10分 | 樹林帯の中。展望はなし |
| 10:35 | 雷岩に戻る | 10分 | ここで昼食休憩がおすすめ |
| 11:15 | 賽ノ河原(2,000m) | 20分 | 避難小屋あり |
| 11:35 | 大菩薩峠(1,897m) | 20分 | 介山荘。売店・トイレあり |
| 12:05 | 富士見山荘跡 | 15分 | — |
| 12:25 | 福ちゃん荘 | 20分 | — |
| 12:50 | 上日川峠 | 25分 | バス乗車 |
ポイント: 大菩薩嶺の山頂は樹林に囲まれて展望がありません。展望を楽しむなら雷岩〜大菩薩峠間の稜線がハイライトです。雷岩でランチを取るのがおすすめ。
アクセス情報
バスでのアクセス(推奨)
塩山駅ルート:
- JR中央本線・塩山駅南口から山梨交通バス「大菩薩の湯」経由「上日川峠」行き
- 所要約60分
- 運行期間: 4月中旬〜11月下旬(冬季運休)
甲斐大和駅ルート:
- JR中央本線・甲斐大和駅から栄和交通バス「上日川峠」行き
- 所要約40分
- 紅葉シーズンは臨時便あり
マイカーでのアクセス
- 上日川峠に無料駐車場あり(約100台)
- 中央自動車道・勝沼ICから県道218号経由で約40分
- 紅葉シーズンの週末は早朝に満車になることがある
山麓の施設情報
塩山駅周辺(スタート地点)
- セブン-イレブン 塩山駅前店: 駅から徒歩2分。行動食・飲料の購入に
- デイリーヤマザキ 塩山上於曽店: 駅から徒歩3分
- トイレ: 駅構内にあり
上日川峠
- ロッジ長兵衛: 売店あり。飲料・軽食の購入可
- トイレ: 駐車場横に公衆トイレあり
コース上
- 福ちゃん荘: トイレ・売店。飲料や軽食を購入可
- 介山荘(大菩薩峠): 売店。バッジ、飲料、軽食あり。トイレあり
見どころ
雷岩からの大展望
唐松尾根を登りきった雷岩は、このコース最大の展望ポイント。眼前に富士山、南アルプスの甲斐駒ヶ岳・北岳、甲府盆地が一望できます。天気が良ければ八ヶ岳連峰まで見渡せます。
開放的な稜線歩き
雷岩から大菩薩峠までの約2kmの稜線は、ハイマツや笹原の中を歩く開放感あふれる道。2000m級とは思えない穏やかな稜線歩きが楽しめ、左手に富士山を望みながらの贅沢なハイキングが続きます。
大菩薩峠の歴史
大菩薩峠は古くから甲州と武蔵を結ぶ交通の要衝でした。中里介山の長編小説『大菩薩峠』の舞台としても有名で、文学ファンにとっても興味深い場所です。
紅葉の絶景
10月上旬〜中旬にはカラマツの黄葉が稜線を金色に染め上げます。富士山を背景に黄金色の稜線を歩く姿は、この時期ならではの絶景です。
注意点
- 標高に注意: 2000mを超えるため、夏でも稜線上は風が強く気温が低いことがあります。防風・防寒のレイヤーを必ず持参してください
- バスの時刻: 上日川峠行きのバスは1日数便しかありません。帰りのバスの時刻を事前に確認し、余裕を持った行程を組んでください
- 冬季閉鎖: バスは11月下旬〜4月中旬は運休。冬季はアイゼン・防寒装備が必須で、積雪時は上級者向けになります
- 雷岩付近の風: 稜線上は遮るものがなく、強風時は注意が必要です。天気予報で風速を確認してから出発しましょう
- 水場: コース上に自然の水場はありません。十分な水(最低1L)を持参してください