★★★☆☆ 上級者向け 百名山
浅間山 — 噴煙たなびく信州の活火山
日本百名山・浅間山(2,568m)の登山ガイド。活火山のため山頂(釜山)は立入禁止。前掛山(2,524m)までの登山を解説。黒斑山からの外輪山コースも紹介。噴火警戒レベルの確認必須。
公開日: 2026-03-25
最寄り駅
🚉 佐久平駅(北陸新幹線)/ 小諸駅(しなの鉄道)
北陸新幹線(東京から約1時間20分)
所要時間
⏱ 約6〜7時間(前掛山往復)
距離
📏 約13km(前掛山往復)
標高
⛰ 2568m
おすすめ時期
夏, 秋
登山届
📋 提出必要
装備レベル
🎒 フル装備
コース概要
浅間山(あさまやま)は群馬県と長野県の県境に位置する標高2,568mの活火山で、日本百名山に選定されています。現在も噴煙を上げ続ける日本でも有数の活火山であり、過去に大規模噴火を繰り返してきた歴史を持ちます。
⚠️ 重要: 入山規制について
浅間山は活火山であり、噴火警戒レベルに応じて入山規制が設定されます。
- 山頂(釜山・2,568m): 火口から500m以内は常時立入禁止
- 前掛山(2,524m): 噴火警戒レベル1の場合のみ登頂可能
- レベル2以上: 前掛山を含む火口から2km以内が立入禁止
- 登山前に必ず確認: 気象庁の噴火警戒レベル、小諸市・嬬恋村の最新情報
おすすめルート①: 天狗温泉〜前掛山(往復)
浅間山荘(天狗温泉)を起点に前掛山を目指すルートです。
コースタイム
| 区間 | 所要時間 |
|---|---|
| 浅間山荘(天狗温泉) → 二ノ鳥居 | 約1時間 |
| 二ノ鳥居 → 火山館 | 約30分 |
| 火山館 → 賽の河原 | 約30分 |
| 賽の河原 → 前掛山分岐 | 約1時間 |
| 前掛山分岐 → 前掛山(2,524m) | 約20分 |
| 前掛山 → 浅間山荘(下り) | 約2時間30分 |
| 合計(往復) | 約6〜7時間 |
ヒント: 火山館には管理人がおり、噴火警戒レベルや最新の登山情報を教えてもらえます。立ち寄ることをおすすめします。
おすすめルート②: 車坂峠〜黒斑山(往復)
車坂峠から外輪山の黒斑山(2,404m)を目指すルート。浅間山の雄大な山容を正面から望める絶景コースです。
コースタイム
| 区間 | 所要時間 |
|---|---|
| 車坂峠(高峰高原ホテル前) → 槍ヶ鞘 | 約1時間30分 |
| 槍ヶ鞘 → トーミの頭 | 約15分 |
| トーミの頭 → 黒斑山山頂 | 約20分 |
| 黒斑山 → 車坂峠(下り) | 約1時間30分 |
| 合計(往復) | 約3時間30分〜4時間 |
ヒント: トーミの頭から見る浅間山は圧巻。切り立った外輪山の断崖越しに、噴煙を上げる浅間山本体が迫ります。
アクセス情報
前掛山コース(天狗温泉口)
- 最寄り駅: しなの鉄道 小諸駅
- 東京から: 北陸新幹線で佐久平駅(約1時間20分)→ しなの鉄道で小諸駅(約10分)
- 登山口まで: 小諸駅からタクシーで浅間山荘(天狗温泉)まで約30分。マイカーの場合は浅間山荘に有料駐車場あり
黒斑山コース(車坂峠口)
- 最寄り駅: しなの鉄道 小諸駅
- バス: 小諸駅から JRバス関東「高峰高原」行きで車坂峠まで約50分(夏季のみ運行)
- マイカー: 上信越自動車道 小諸IC → チェリーパークラインで約30分。車坂峠に無料駐車場あり(約50台)
コンビニ・売店・トイレ情報
コンビニ(登山口+5分以内)
- ローソン 小諸駅前店: 小諸駅から徒歩1分。最後の補給ポイント
- 天狗温泉・車坂峠周辺にコンビニはなし
売店・茶屋
- 浅間山荘(天狗温泉): 食事・飲料の購入可能。下山後の温泉入浴もできる
- 火山館: 飲料の購入可能(前掛山コース途中)
- 高峰高原ホテル: 車坂峠起点の場合、飲料・軽食あり
トイレ
- 浅間山荘: トイレあり(前掛山コース起点)
- 火山館: トイレあり(前掛山コース途中)
- 車坂峠: 高峰高原ホテル付近にトイレあり
- 黒斑山コースの登山道上にトイレはなし
見どころ
前掛山からの火口展望
- 前掛山山頂からは眼前に浅間山の巨大な火口を見下ろせる
- 噴煙が立ち上る迫力ある風景は他の山では味わえない
黒斑山からの浅間山全景
- 外輪山の断崖上から望む浅間山のカルデラと本体は圧巻
- 冬の雪化粧した浅間山も絶景
カモシカ平の紅葉
- 前掛山コースの賽の河原〜カモシカ平付近は秋の紅葉が美しい
- カラマツの黄葉と火山性の荒涼とした地形のコントラストが見事
天狗温泉
- 浅間山荘にある天然温泉。鉄分を含む赤褐色の湯が特徴
- 下山後の入浴に最適(日帰り入浴可能)
持ち物チェックリスト
- ✅ 登山靴(火山礫の急斜面あり。ソールしっかりしたもの)
- ✅ レインウェア上下(稜線は天候急変しやすい)
- ✅ 昼食・行動食
- ✅ 飲料水(最低1.5L)
- ✅ 防寒着(標高2,500m超。風が強い日は真夏でも寒い)
- ✅ ヘルメット(推奨。活火山のため噴石リスクあり)
- ✅ ヘッドライト(コースタイムが長い場合に備えて)
- ✅ 登山届(登山口で提出)
- ⬜ トレッキングポール(火山礫の下りで有効)
- ⬜ マスク(火山ガス対策)
注意事項
- 噴火警戒レベルの確認: 登山前に必ず気象庁・自治体の最新情報を確認すること
- 登山届の提出: 活火山のため登山届の提出が必要
- ヘルメット推奨: 噴石リスクがあるため、特に前掛山コースではヘルメットの着用を推奨
- 火山ガス: 硫化水素の臭いを感じたら速やかに風上へ移動すること
- 立入禁止区域の厳守: 火口500m以内は常時立入禁止。ロープ・看板を越えないこと